【代表中村の相談雑感16】 若い世代の老後不安~「今」を生きることに向き合って~

日々さまざまなご相談に対応する中で、私たちが相談を通じて感じること、お伝えしたいことを「相談雑感」としてお届けしています。

先日、あるテレビ番組で「若者の終活」が取り上げられているのを目にしました。終活を通じて自らの生き方に向き合う若者たちの姿が映し出されていましたが、その根っこにある不安は、私たちも感じることがあります。

ウーマンライフパートナーに相談に来られる方や、50代以降を対象とした老後の生活設計セミナーの中に、20代や30代の若い女性が参加されていることがあります。「お墓や施設にはいくらかかるのだろう……」と、遠い先の老後に強い不安を抱えていらっしゃいます。あふれる様々な情報も影響しているかもしれません。

まだ見ぬ未来への不安は、どこから来るのでしょうか。

20代・30代の方に対して、65歳以降の具体的な生活設計の相談に乗ることはあまり現実的ではないと考えます。それよりも、その手前にある「30代から50代までの現役時代のライフプラン」こそが圧倒的に大切だからです。しかし、老後の不安を払しょくできなければ、今を前に進めないのだろうかと、思いを巡らせています。

私がお伝えしたいのは、「今を生きることに向き合えば、それが確かな将来へとつながっていく」ということです。

たとえば、将来受け取る年金は、現役時代の保険料の積み重ねで決まります。老後の蓄えも、現役時代の生活ぶりや貯蓄習慣が影響します。また、今後どうキャリアを築くか、また様々な仕事の経験が、老後も社会とつながり、働き続けられるかどうかに影響します。さらには、現役時代に育んだ趣味、仕事以外の友人、地域とのつながりこそが、豊かな老後の土台となります。

お金も、人間関係も、キャリアも、すべては今の暮らしと地続きです。そこにプレッシャーを感じる必要はありません。「今」を生きることに向き合うことが最も大切なことと思います。