代表中村の相談雑感⑤ 「男性からの相談」

代表中村の相談雑感⑤ 「男性からの相談」

日々様々な相談に対応する中、相談を通じて思うことを相談雑感としてお伝えしていきます。

「男性でも相談にのってくれますか?」

女性へのサポートを全面に出しているHP。電話の主は、だいぶ勇気が行ったのではないかと思う。電話番号は表示されず「非表示」。最後までお名前を教えてくれなかった。だから電話で呼びかける際には「あなた」となってしまっていた。

男性だからとお断りというわけにも行かず、お話しを聴き、つなぎ先を伝えた。傾聴に徹すると、どんどん話してくれる。「また、相談にのってもらえますか?」といわれたが、丁重にお断りをした。

女性に特化した相談先というのは世の中によく見かけるが、男性に特化した相談先はあまり見かけない…と思っていたら、11月19日は国際男性デーということで、「男性専用の相談窓口が10年で倍以上に」というネット記事を見た。相談員は男性のみだそうだ。記事よると男性の場合は、弱音を吐いてはいけない、男性は強くあるべきという意識に縛られ、追い込まれがち。なかなか相談できない、とのこと。自殺者の7割が男性というのもそのような背景があるのかもしれない。

職場、家庭、孤独など相談内容は様々なようだ。困窮している人としてシングルマザーがよく取り上げられるが、父子家庭での困難さもあるだろうし、離婚した夫は子供にあえないことへの寂しさもあるだろう。非正規雇用の男性も多い。男性に特化した相談需要も高くなっている。

男性専用相談窓口。増えてほしい。

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