代表中村の相談雑感⑦ 「体調」への不安とどう向き合う

日々様々な相談に対応する中、相談を通じて思うことを相談雑感としてお伝えしています。

困難を抱えている女性の相談で多く聞かれるキーワードは「体調」

前向きな気持ちを阻害する体調不安。
「こうしたい」「やってみたい」気持ちがあるのに、体調への不安の方が大きく前へ進めない女性の相談はとても多い。
幾度となく、体調により前へ進めなくなった女性は次に前へ進むのが怖くなる。

私自身も、体調が悪くなると思考の範囲が狭くなり余裕がなくなり、不安に陥る。反対に体調が良ければ、前向きな思考となり行動も軽やかになるように感じる。

このような私自身の経験から、体調不安から一歩を踏み出せない女性には、まずは体調に自信が持てるよう体調回復を最優先することを伝える。
ただ、それは本当によいアドバイスなのか悩む日々である。

体調というワードに依存しているだけで、本当は、別の理由があるのではないか。
本当は、もう少し厳しく背中を押してほしいのではないか。
ふがいない自分と思い込み、体調のせいにしているのではないか。
どんなに頑張っても体調が回復した、という気持ちにはなれないのではないか

本人にも明確でない何かがそれぞれにあるのではないかと想いを巡らせ、本人の本当の気持ちを引き出すヒアリングが難しいと悩む。

人生はしんどいことが何度も訪れる。体調が悪くても、何も考えず小さなしんどいことを勇気をもって乗り越えてみよう。体調への「不安」を取り除く薬はない。小さな「乗り越えた」という実感を増やしていくことが「不安」を「自信」に変えていくではないか。

身体と心の健康は、お金には変えられない大きな資本と相談を通じて改めて実感する。