代表中村の相談雑感⑫ 「こんなことになるなんて思っていなかった」

日々様々な相談に対応する中、相談を通じて思うことを相談雑感としてお伝えしています。

3月に入って、困難な問題を抱えている方の相談が相次いています。
共通して出てきた言葉が
「こんなことになるとは思っていなかった」

誰もが平穏な生活を望んでいますし、ずっと続くと思っていたいですね。とはいえ、突然想像していなかった出来事に見舞われることがあります。想像していなかったことには備えているはずもなく…。
でも起こってしまうことがあるのだと、ここ数日の複数相談で実感ました。

リスクに備えるものとして代表的なものが「保険」ですが、多額の保険料を払っても、すべてをカバーできるわけでもありません。今回の相談でも加入しててよかった、となったケースと、加入しているのに保険金が出ないケースがありました。

私たちが最も優先して備えるものとして伝えているのが、いつでも現金化できるお金。
「予備費」という名称と使うときもあります。何が起こるかわからないものに備える貯蓄です。最低でも半年分の生活費、1年分だと安心です。

本当に手元現金は大切です。

何事も起こっていない状態であれば、普通預金に置いておくのはもったいないという気持ちになります。手軽に引き出せるので、住宅ローンの繰り上げ返済に充てるのはどうか、貯蓄型の保険に資金移動しようか、という相談につながることもあります。

一定期間現金化できないものに預けすぎると、本当にお金が必要な時にお金があるのに使えないという状態になります。

手元現金は大きく増えませんが減りません。何かあったときに確実に使える自前の保険ととらえ、備えていきましょう。

今回の相談はそれぞれ、非常に困難な問題を抱えての相談です。将来の生活設計を考える余地もなく、1年先もなかなか難しいというケースもあります。解決のウルトラCはありませんが、伴走をしていきたいです。

想像もしていなかったことが突然起こったときは、まずは話せるパートナーにてお話を聴きます。是非活用してください。
話せるパートナー